帰路

たまにだけれど、銀座からタクシーで家まで帰る時がある。勿論会社のお墨付きの時に限る。
夜の高速をひた走るタクシーが好きだ。
芝浦ジャンクションから高速に乗り、ベイエリアの夜景を見ながら、流れる街頭を横目に、マンション群にいちべつをくれる。
静まり返る車内にいると水の中をすいすい泳いでいるような感覚にすらなるさ。
川崎あたりから、工業地帯にはいる。
ここら辺の景色はまた格別だ。
明らかに今までとは違う明かり。
反射。
冷たさ。
空。
極めて人工的な建築物が、有機的な光をもって流れてゆく。
定期的に刻むタイヤのリズム。
サーッとゆう音。
それらの振動。
今までの気遣いや、自己嫌悪を巻き込んで沈殿してゆく、この感じ。
好きなんだよねぇ。

2件のコメント

  1. 好きそうw
    オイラもこういうの大好き。
    今日の月は三日月だよ。
    にこチャンマークみたいな可愛い口の形してるけど、
    目が無いからどこまでが顔だかわからなくて怖い。

  2. 藤沢市民は、隠れてそんな贅沢があるよね。
    遠いものの特権さ(^O^)
    電車も、たまには、景色を変えればよいのにね。
    夜景・工場フェチにはたまりません(Θ_Θ)
    ってかちぃさんも好きそうじゃん(笑)
    三日月が顔かー
    素敵に不気味だね
    うん
    そうゆう視点、俺には無いよ!
    いいよいいよ~(笑)

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