虚空からのこえ

「ドアの外で思ったんだ 後十年たったら なんでもできそうなきがするって
でもやっぱりそんなのウソさ やぱりなにもできないよ
僕はいつまでもなにもできないだろう」

「空に寄りかかって二人の全てを頼って どこまでも飛んでゆく いつでも僕らを宜しく頼むよ In The Fright」

 
(フィッシュマンズ/In The Frightより抜粋)
だよおい。
どこまですごいんだよ。佐藤伸治。何回も聴いてるはずなのに胸に響く・・・。
何も、できないんだよね。きっと。ふん、僕らは、何もできないんだ。
10年たってもなんにも変わってないんだろうな。
これは諦めとか、怠惰な感覚ではなくさ。
世界って変革できるような類のもんじゃないし。
変革すら、なんの意味を持つかわからない。
多分佐藤伸治はそれを悟って、楽曲に転化したのだろう。
彼の死は、彼にとっても自殺だろうが、偶然だろうがどっちでもよかったんじゃないだろうかと思う。
だって彼は空気になろうとしていたんだから。

歌詞を調べようとして偶然見つけた2ちゃんのリンクしときます。
多分フィッシュマンズって本質的に人間の生命にアレルギーを及ぼす危険な何かを孕んでいるんですね。
2チャンねらもなんか焦ってる。
馬鹿にしきれてない。
ちょっとフィッシュマンズに入れ込んでる人なら、電車男より感動できます。

http://66.102.7.104/search?q=cache:P7GfWN4B2PwJ:music4.2ch.net/test/read.cgi/legend/<いや、そこで一番気になったのは 74 :伝説の名無しさん :2005/04/30(土) 16:14:26 「生命学者の森岡正博が↓の本でフィッシュマンズの歌詞が人を元気づける理由を書いてる  http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4888486271/qid=1114845096/sr=1-1/ref=sr_1_10_1/250-5619313-7914635
ってゆうくだり。
絶対買ってよもっと。

2件のコメント

  1. ここ1週間ほどでフィッシュマンズの話題をよく目にします。
    私がフィッシュマンズを聞き始めたのは、去年の夏休みくらいで、そんなに長い間聞いてるわけではないですが、歌詞の深さにはしょっちゅう閉口してしまいます。
    人は他人の発する「陰」の部分に惹かれるんだとおもいます。
    だから、私たちは彼らの音楽を消費しようとするんですね。
    彼の甘美な声が、つづられた歌詞をさらに意味深く見せるんですね。
    まぁ、いろいろ考えてみても、結局「好き」という一言に尽きるんですけどね(笑)

  2. ちょっと、なれないジャズでもききながら(゚-゚
    フィッシュマンズは、ふかさというか、深くて浅いというか、つまり「つかみきれない」のがフィッシュマンズだよね。
    ほんと、奇跡だよ。
    多分同時代に生きてると、奇跡って感じることはできないんだね。
    奇跡を体験できた人々(ビートルズを見た人とか)っていってみればとても幸せなことなんだと、思います。
    まあ、「好き」の一言に尽きるんだけどさw

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