非日常

出張で昨日今日と、石川県金沢に行ってきた。

ほんっっとに何もないのね、金沢。
繁華街以外は、家の光すら無い世界。
でも、魚と日本酒は旨かった。

それより一番感動したのは飛行機の窓から見た景色。

行きは夜景。
帰りは雲海。

羽田から石川に向かう便は、陸の上空を飛ぶので、東京の夜景が良く見える。
コンビナートを彩る光、交差点に集まる光、管制塔の光、車の光。
それはまるで夜光虫のような、ホタルのような、何千・何億と言う光。
筆舌にし難い美しさだった。

昼の空の旅も良かった。
上昇する際、雲に突っ込んだ。風が強く、機体が揺れる。
その瞬間唐突に差し込む太陽の光。
ひらける視界と目の前に広がる雲海。
巨大な入道雲が太陽光を浴び、煌めいて目の前にいくつも立ち上がる様は、神々しくすらあった。

よくよく考えてみると、飛行機ってめちゃくちゃ非日常だ。
富士山より、エベレストより高い位置からの景色がみれるんだから。

あ、非日常と言えば、スキューバーダイビングがしたい。
すごくしたい。
スキューバーって、今僕らが実現できる最も非日常な体験だと思う。
水中で呼吸をし、水と一体になり、魚と泳ぐ。
実に非日常だ。

数日の合宿で免許取れるらしい。
免許合宿とかも楽しそうだし(笑)
いてもいけるかわからないけど、同じように思ってる人、いたら教えて。
企画したいです。


※写真は羽田からの夕日

団地写真シリーズ2

秋や、冬の団地にも趣はあるものです。
いつまでもこの景色があるといいな。


■団地シリーズ2
・円盤
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蛍光灯ですが。
・携帯
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・SHINE
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秋晴れです
・植え込み
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単なる植え込みも白黒でとると味がでるものです。
・ぽつり
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カップルの一組でも座ってれば寂しくないのに・・・。
・春はまだか
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moss

社員旅行で日光東照宮に行ってきた。
中学生以来だったので、かなり記憶はあいまいだったので、良い機会だと思った。
建築物自体は、あまり大好きになれない趣味だったのだけれど、すごく苔が良かった。
気づいたら苔ばかり撮っていた。
適当にそんときの写真を…



苔シリーズ<in日光東照宮>

・枯
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・光
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・moss
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・wall
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・陰影    (良い色でるなGR)
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・彫
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・water
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・シンメトリー
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Desperado

昨日は、親友二人と新宿で呑んだ。
szkhがインドやアメリカでピーピーしてピーだった話などを聞いた。
話している話題は現在の話だし、後ろ向きな話をしている訳でもないのに、なんでか不思議と懐かしい感覚に包まれる。
懐かしくも、新しい。
お酒が美味しい。
それでいいんじゃないかと思った一日。
山手線2週してしまった。


■焼き鳥屋(顔写真なんでちょっとしたら消します)
・ならず者

・天使二人組

■バーでの風景
・時計
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・コロナとタバコと携帯と
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平等な瞬間

終電。
目の前に座る二人の女性。
ひとりはスーツを着こなしたすらっとしたキャリア風の女性。
ひとりは金色のバックをもち、ノースリーブを着たロングの黒髪が綺麗なクラバー風な女性。
キャリア風の女性が疲れ果てて、クラバー風の女性に寄りかかる。
少し微笑んで、携帯に目を落とすクラバー風の女性。
普段は決して交わらない、反目しあってるような関係にあるだろう二人の関係は、東海道線の下りにおいて、疲労と同性と酒とゆう名において、
溶け合って許される。
些細な驚き。

ハチクロ

終電
帰り道
幸せそうなカップルを目の前に見ながら聴くナイトクルージングはいいね

処世

わかった。
俺は、なにやら全体的に不器用な人が好きで、やたら世渡りが上手い人が苦手なんだね。
クレバーとか馬鹿とか関係なくね。
うん。
自分にぴったりな表現ってこうやってふっと、でてくるもんだ。
はぁ。

帰路

たまにだけれど、銀座からタクシーで家まで帰る時がある。勿論会社のお墨付きの時に限る。
夜の高速をひた走るタクシーが好きだ。
芝浦ジャンクションから高速に乗り、ベイエリアの夜景を見ながら、流れる街頭を横目に、マンション群にいちべつをくれる。
静まり返る車内にいると水の中をすいすい泳いでいるような感覚にすらなるさ。
川崎あたりから、工業地帯にはいる。
ここら辺の景色はまた格別だ。
明らかに今までとは違う明かり。
反射。
冷たさ。
空。
極めて人工的な建築物が、有機的な光をもって流れてゆく。
定期的に刻むタイヤのリズム。
サーッとゆう音。
それらの振動。
今までの気遣いや、自己嫌悪を巻き込んで沈殿してゆく、この感じ。
好きなんだよねぇ。

敵わない

酒を呑まなくても純粋になれるやつには逆立ちになったって敵わない。
酒にのまなくったって本音を語れる奴には百年経ったって敵わない。
酒を呑まなくても、誰にでも、酒を気兼ねなく誘える奴には千年経っても敵わない。
酒を飲んだ席で、面白い事言える奴には万年経ったって敵わない。
酒が飲めなくたって、純粋に人に尽くせる奴には億年経ったって敵わない。
気の効いたことが言えなくとも自分の仕事を最後までパーフェクトにこなす奴には兆年経っても敵わない。
俺が敵うステージがあるなら(あるのか?)
それはどこだ?

先週あたりから桜が咲き始めた。
桜の花びらが、街の至る所で舞っている。
ひらりひらひらり。
桜は僕をどうしようもなく切なくさせる。
この一年は、感情を一つ一つ無くす一年だった。
都会では、ビジネスでは、余計な感情は足枷にしかならない。
まだその住み分けが上手く出来ない僕は、まるで咲き始める蕾を一つ一つ摘んでいくような、そんな作業をせざるをえなかった。
桜が舞う。
咲き誇るあの桜の、あの色彩が僕の胸を締め付ける。
複雑な色彩が折り重なる。
その全てが動いている。枝、葉、花、花びら。全てがさざめいている。
ああ、動いている。
生きている。
そこに在る。
都会に、擂り潰された感性をちょっとくすぐったのは、桜なんだった。
一年に一度だけ咲く桜。
その数週間の為だけに庭にデカい桜を植える馬鹿な日本人。
この季節は街の至る軒先でそんな馬鹿を見掛ける。
馬鹿をみて、感傷を抱く馬鹿もいれる。
僕は、桜が好きな馬鹿な日本人が大好きだ。
もし将来に小さい小さい家でも構える事ができたら、その時には庭に一本の桜を植えよう。
一年一年を噛締めよう。
そしてゆっくり年をとろう。
朽ち果てた僕がいなくなった後の春も、元気に咲き誇る桜を想像して、脳内に沸き起こるこの快感物質の正体を、僕は知らない。