人は生きてきたようにしか死ねない

以前のエントリーにて載せた一節が、胸にまた去来したので再掲。

母親の闘病の助けになればと、日々論文を漁る中で偶然見つけた名もない、PDFファイル。

・「ホスピスケアにおける心理学的問題」
http://p.tl/rs5l
※PDF注意
・本ページ
http://ci.nii.ac.jp/naid/110002785223

装飾を排除した、生と死の実態が当時と違った感覚で、感じ取れる。

その末尾。
学術論文としてはあまりに詩的な、哲学的な一節。

1.人は生きてきたようにしか現実をみることができない
2.人は生きてきたようにしか学べない
3.人は生きてきたようにしか自分と出会えない
4.人は生きてようにしか体験できない
5.人は生きてきたようにしか幸福になれない
6.人は生きてきたようにしか死ねない

何万人という死の凝縮した一滴のような一節。

「死と太陽は直視できない。」
読むのは辛いけど、是非ご一読を。

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