ポジティブな死とネガティブな死の分岐点

最近、ホスピスに入る母の精神ケアを自分がどう担えるのか、考えるようになった。
大学で学んだカウンセリングの基礎や、心理学なんてこうなるとなんにも役に立たない。

リアル、ネット関わらずいろんな臨床心理系の文献を漁る中で、
「ホスピスケアにおける心理学的問題」
http://p.tl/Ztky
という論文に出会う。

日本における終末医療と真理を語った珍しい論文なんだけど、その最後の短いセンテンスでギクリとする。
これはおびただしい人間の死から、逆算的に導き出した人生の真理だ。

1.人は生きてきたようにしか現実をみることができない
2.人は生きてきたようにしか学べない
3.人は生きてきたようにしか自分と出会えない
4.人は生きてようにしか体験できない
5.人は生きてきたようにしか幸福になれない
6.人は生きてきたようにしか死ねない

自分はどのように生きてきただろうか。
そして、既にどのような限定項目が自分にかかってきてしまっているのだろうか。

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